プロフィール

【大学生〜20歳】自由は不自由、病気との生活

【大学生活:心が自由ならばみんな幸せ?自由は不自由を知る】

医療系か心理学系で悩んで、
心が自由ならば、みんな幸せになれるはず
と臨床心理士を目指して、大学進学。
埼玉でひとり暮らしをはじめたわたし。

じぶんが子ども時代に、
まわりに言いたいことを言えずにいた経験から
「まだ言葉を話せない子ども」
「じぶんのことを伝えられない子ども」
のサインを読み取りたいと幼児の心理療法、芸術療法を専攻する。

そして
過干渉で大人に支配されていた生活から
ひとり暮らしという「自由」を得たわたし。
「自由」になったとき、一気に生活が乱れる。
社会の厳しさ、「責任」を痛いほど知ることになる。

心理学部の友人はどんどん心が病み、
自傷行為や中退していく姿をみて、
心理学でひとを救えるのだろうか?
むしろ、学ばない方が、よかったのでは?
と考えるようになる。

大学でも、授業よりも人間観察がメイン。
「にんげんは、ホルモンに支配されている」
と考えるようになる。

休みの日にも
都内のカフェで人間観察するのが日課になる。
ついでに、服飾系大学に忍び込んで、
「デザイン系もよかった」
と服をため息をつきながら見るのが息抜き。

恋の悩みがあると、
占いで有名な「○○の母」に逢いに行くようになる。
10分1万円コース。
整理券をもらうために、前日の深夜から並ぶ休日。

なのに、どの母も、その貴重な10分を
わたしの順番になると、母たちのじぶんの愚痴タイムに入る。

残念ながら、
母たちに逢って、悩みが解決した試しがない。

いったい、わたしの何がそうさせているのか?

【20歳~:病気との生活のはじまり】

そして、20歳。

脳の病気を発症。
激痛の発作と飲んだら眠り姫に陥る起き上がることのできない副作用の薬との生活が始まります。
さらに、ゼミでの精神科閉鎖病棟研修のショックも背中を押し、大学を辞める覚悟で、休学を決める。
9.11に実家に帰る。

静養とともに㊙️子育て生活がはじまる。

「大卒の方が就職がある」と親の勧めで大学に復学する。

精神障がい者復帰施設でボランティアをしていく中で、
本来のにんげんのあたたかい愛を知る。

ピュアでまっすぐな愛。

絵本の読み聞かせボランティアをする。
児童館の子どもたちと施設の高齢者に向け、
1対1で声がかすれるまで、毎日読み聞かせさせていただいた。

大学院進学の話も教授からあったが、
心理学で救われる希望がもてなかったため、進学せずに卒業をする。

卒業式に4年間お世話になった教授に
「お前は頭はいいが、使い方が悪い」
と褒められたのか、けなされたのか、わからないお言葉を頂戴する。

今考えると、ただ脳の使い方が悪かったのだけ!
と、言いたかったことが良くわかる。

 

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